英気を養う日
今日は、予定通り練習がない日。
最近卓球漬けの休日にあって、久しぶりに1日フリーである。
目的は、休息。
卓球をしていると体力結構使うし、明日からの仕事に疲れを持ち越さないのが今日の目標だ。
朝、少し作業をし、午後はいつもの大好きな店で昼食をとった。
ビールもいつものように一本飲み、つけ麺を食べた。
満足度は250%! この店だけは、いつも予想以上の満足を味わう事ができる。
その後、少し駅ビルで買い物をし、コーヒーショップへ。
これも行きつけの星乃珈琲だ。
だが、混んでいた。名前をリストに残して、近くのスタバに行ってみたが、こちらも行列である。
もう一度星乃に戻ったら、すぐに店に入ることができた。
ここのコーヒーは好きだ。
コーヒーの美味しさを感じることができる。
スタバの例の酸っぱいコーヒーは悪くはないが、カフェインによる寛ぎは味わえても、コーヒーのおいしさまでは感じない。
今日は、とにかくノンビリ。カッコ良く言えば、英気を養う日だ。
子供との時間
娘は、どういうわけか大学から卓球を始めた。親とか卓球好きの多い一族の影響はあるだろう。ただ、大学になって始めた初心者だ。
そんな娘と先週末、ほぼ初めて一緒に卓球をした。確か小学校3年の時、近くの児童館のようなところでやって以来だ。
本人曰く「運動は苦手」なので、ごくごく初心者のレベルを想定していたが、実際打ってみると、思ったより上手だった。バックハンドは正しく打っていたし、体の移動も悪くない。
相手をしながら、子供の成長を感じることができて、正直嬉しかった。もっとも「子供」といっても、まもなく成人であるが。
ストレス社会の中、毎日、剣ヶ峰のような日を多くの人々は送っているだろう。
それはそれで社会的に何とかしないといけないと個人的には思っている。それは一旦置いておいて、ストレス社会にあっても、子供についての驚きは、親にとって一服の清涼剤に違いない。
子供の成長を温かい目で見守る。人類の祖先皆々、当たり前にやってきた事だろう。
心のどこかに暖かみを感じる時であった。
秋と赤ワイン
いつものように、お彼岸を過ぎてぐっと秋が深まる。
秋といえば、まず「読書の秋」。
といっても実は暇つぶしなので、手当たり次第本を読んでいる。
今は、ハイデガーの「存在と時間」の入門用新書を手にとっている。
同時にフレディック・フォーサイスの「オデッサファイル」。これは面白い。
何で50年以上も生きてきてなぜ今初めて読むんだろうと、むしろ不思議な感じがする。
また、秋といえば「食欲の秋」。
普通マツタケ、とか浮かぶだろうが、その食材にそれほど縁がない僕は、先ずワインを思う。
夏の「白」から「赤」へ。そして、秋のキノコのイメージから、トリュフを想像し、そこから土のイメージでボルドーの赤を連想する。
はたして、キノコは赤は合うのだろうか?
ワインと合う食事は色が大事らしいが、キノコは上から見れば赤だが、下から見れば白ということになる。そうそう、思い出した。ポルチーニの大きな蒸し焼きしたキノコを、赤ワインに合わせた記憶がある! その記憶が焼き付いているのは、やはり相当美味しかったんだろう。
今夜は、スペインのワイン。地元デパートのワイン担当に聞いたところ、二千円近辺でイチオシだったが、やはり良かった。
あらゆる方向に花開いているので、つまみの刺激にも負けない。胡椒付きのビーフにもぴったりだ。
チーズも、カマンベールよりはスモーク気味のチーズの方がいいかもしれない。
ワインで多少いい気持ちになるが、その先はたまにピアノを弾くくらいだ。ただ、いい息抜きにはなっている。息抜きを超えて、ワインとか体調によっては、偶に「束の間の幸福」まで行き着く。もっとも、酒飲みは異口同音にそう言うだろうから、飲み過ぎ注意だが。
今日も夜は虫の音とともに更けてゆく。その内、丑三つ時には、虫も眠りについて鳴かなくなるんだろう。
堅い日に慣れてきた
少し前に、きっちりした生活により若干シンドく感じる事をブログに書いた。
それから一月くらい立って、やっと落ち着くことができるようになった。
意識していることは、
1休める時は休む
2 流れを重視する
3 やりすぎない
4 行動に区切りをつける
である。
まず、1について。ネガティブな気分になる時は、大抵疲れている時だ。
そういう時はゴロゴロして本を読んだり、早めに寝ようとする。
すると、9割ネガティブな気分は解消する。
次に2の流れだが、これは自分にとって実は、意識しないと難しい部分だった。
今まで、いい事はいいに決まってるし、個性も皆それぞれ出した方がいいと思っている。
大げさに言えば、絶対真理はいつでも吐露していいという考えだ。とすれば、皆の話の流れとか、空気とかはとりあえず二の次になる。自分が空気を変えればいい、とすら思っていた。
ただ、流れは最近重要だと思っている。
流れに逆らっても、周りの人に中々話をきいてもらえない。
皆の同意が得られないと、プロジェクトも動きが鈍る。
だから、正直くだんない事話してるなと思っても、流れを把握する為、注意深く聴くようにしている。
そうでないと、その論点がいつまでも蒸し返されて、自分もちゃんとした意見を持って白黒はっきりさせておかないと、くだらない論点に使う時間が多くなり、結局無駄な時間を費やすからだ。
あと、3のやりすぎないについては、調子にのって畳み掛けないようにしている。
例えば、人に2つ質問しても、三つ目はやめておく。過度に一方向に行くと、時によっては良くないことが多い。
4つ目の、行動に区切りをつける。というのは、例えば、本を読む時もある章まで、とか、仕事をするにも区切りがつくところで終える。こうする事で、それぞれの行動が積み重なってゆくようにしている。これは、皆、当然に意識していることだろう。
このように、堅い生活は続いているものの、ストレスを感じないように工夫をしている。
たまにはパーッと発散したい時があるが、それはまた、来るべきときに楽しめるだろう。
敢えて新しいその為のアレンジはしない。
読書の秋
最近は、会社で若干立場が変動したので、忙しい。
期間はとりあえず年内だ。
個人的に最大の苦痛は希望しない「暇」だから、忙しいのはむしろ歓迎だ。
ただ忙しいといっても夜遅くまで残る必要がない。
通常の就業時間で十分だし、営業と違って管理系の仕事は客の事情といった自分でどうにもならない状況はない。チーム員含む自分のやり方次第で、仕事の品質もスピードも変わる。
プライベートは、卓球、読書、酒、ピアノといったところか。
読書といえば相変わらずの乱読だが、今「定年後」という本を読んでいる。
一つの参考と思って、ほとんど内容は期待しないで購入した。
読んでみると、色々いい事が散りばめられている。
例えば、「終わり良ければ全て良し」。つまり、それまでの人生色々不遇に感じることがあっても、定年後死ぬまでの時期が良ければ、結局その人の人生は総じて良かったという事だ。
又、大学卒業して60歳で引退するまでの時間は、相当働いて約8万時間。一方、引退してから死ぬまでの可処分時間も同じ8万時間(!)、だから引退してからの時間の過ごし方はとっても重要、等々。
アンケート調査に基づく客観と、作家の主観とうまくバランスして説得力がある箇所がある。
更にこんな記載もある。引退後20年〜30年を何もしなくていい自由を選ぶのを「余生」といい、一方何もをしてもいい自由を選ぶのを「誉生」と、サラリーマン後作家になった森村誠一氏は定義したらしい。
勉強を終えた大学後、所謂「社会人大学」では、実際誰かに教わることが少ない。
ただ本を通じて、人は色々語りかけてくれる。
今、夜の帳に虫の音が聞こえる。季節は秋、読書の秋である。
広島〜地産地消を味わう旅
先週土曜日に広島に入った。
夕食は仕事の同僚とお好み焼き屋へ。
行きたい店もあったが、以前行った事がある店を主張するとある同僚の意見でその店に行った。
有名な広島のお好み焼きを久しぶりに食べたが、味が普通すぎて何の感動もなかった。
次の日曜日。
朝7時に起きて朝食をしっかり食べ、先ずはホテル近くの原爆ドームに向かった。
その後、資料館へ。その足で広島城に行った。
多少秋めいていたものの、徒歩の行軍の道中とにかく暑かった。
そして目的地の厳島神社へ。広島城近くの白島駅からJR、フェリーと乗り継いだ。
JR宮島沖駅近くからフェリーで渡ると、宮島はお土産屋さんのオンパレード。
厳島神社まで濃密に店が連なっていた。
そして、やっと厳島神社に着いた。ただ、そこには水が無かった。
海に浮かぶ神社を期待したがが、干潮でそこには水がほとんど無かった。
社殿を歩くと、床板からすぐ下に地面が見えた。
海水や風で腐食する床板を何度でも簡単に変えられる構造になっているのだろう。
能舞台も社殿のすぐ横にあったが、放置されているように見えた。
今度は海に浮かぶ厳島神社を見るために、是非満潮の時に来ようと思った。
暑い中ホテルまで戻った。
その後の夕食の決定権は流れ上、僕にあった。
昨日行きたかった老舗の広島お好み焼きに行った。
すると、味が全然違った。
麺が生麺だった。ソースも微妙に違うんだろう。
食べた3人は異口同音に「昨日より旨い」と言った。
これこそ、全国の名を馳せる「お好み焼き」だった。
ちなみに広島では、「広島のお好み焼き」ではなく、あくまで「お好み焼き」らしい。
戦後の食糧難の時に、配給された小麦粉、肉等から簡単に栄養が取れる食物として広島のお好み焼きは生まれたから、オリジナルな食品なのだ。
帰りの新幹線の駅で、美味しかったその店の支店は行列だった。
やはり、この店に行かないと後悔すると思った直感は当たったようだ。
最後に牡蠣のオイル漬け。
広島名産の一つは牡蠣だろう。厳島神社のある宮島でも焼き牡蠣を売る店が多かった。
この一品を試しで買ってみたが、絶品だった。
ひと瓶1000円ちょっとと高いが、ビール、白ワインにとても良く合った。
「海のミルク」と言われる牡蠣を手軽に堪能できる。
地産地消の旅は楽しい。
博多
先週半ばから、1週間国内出張に行ってきました。
大阪、博多、広島と回りました。
夜がフリータイムだったので、それぞれ食を中心に堪能できました。
例えば、大阪は串揚げ、博多はラーメンと屋台、広島はお好み焼きです。
博多の屋台は、2軒行きました。一晩目は、ラーメンだけ食べた元祖と呼ばれる屋台。
ラーメンの味は、横の鍋で炊いたせいか野性味あふれてました。
金曜日のせいか、翌晩は華やいでいました。入ったのは、若い店員の綺麗な屋台。お酒も料理もおしゃれでした。韓国の中年のカップルと隣り合わせになり、会話し、写真も撮られました。なぜ写真を撮られたのか意味はよくわかりませんが。
「店が混んでいるから、兄ちゃん早く頼んでね」とか、東京だと喧嘩になるような事も屋台のママさんが言い、それでもすぐ後には和やかに話をしています。他方、金曜日行った屋台は急かされることもなく、酔った客と素面の店員が同じように和やかに会話をしていました。
こんな風になるのも博多の人々が鷹揚なせいだと思います。
一緒に行った会社の同僚が、初九州でしかも店に感動の言葉を発し、店も喜んでいました。
その晩、中州の風がとても気持ちよく、のんびりとホテルに歩いて帰りました。
次回、広島を書きます。