母国と人口減問題
朝は、掛けがいのない時間だ。
「朝の為に一日はある」と確か、菜根譚にあった。
今日は寝床から早く抜け出した。
今、音楽を聴きながらコーヒーを飲んでいる。
そして綺麗な朝日が差し込んでくる。
思い出すままだが、司馬遼太郎の描いた「坂の上の雲」の時代、当時の大国ロシアと戦う前に、日本のトップが日本の国旗を胸に、朝日に手を合わせ日本が勝つ事を祈った時もあったろう。
日本は、Rising sun 、つまり日の出る国と良く言ってもらったものだ。
地理的に大陸の東にあるからだが、これから盛り上るという意味もある。
ところが、日本の環境的には厳しいものもある。例えば、日本はこれから急速な人口減で、2060年には現在の人口の69%になるデータがある。
http://toyokeizai.net/articles/-/148363
50年間で平均すると、年率、0.7%で減るから、毎年日本の人口の約84万人減少する事になる。
過去に低出生率だったフランスは今様々な対策をして出生率1.98と、日本の1.42%を大きく離しているらしい。
http://toyokeizai.net/articles/-/144710
今後、日本は人口減対策をどんどん立てて行かないといけない。
移民、難民の受け入れ、社会保障、企業の仕組み等、様々手を打つ事になるだろう。
話しは変わるが、スイスに短期留学していた時、痛感したのは日本人は当然ヨーロッパ人にとって中心にいる人々ではないという事だ。食事も、日本人に合うところを本当に少ないし、日本食も高い。
この点、母国はありがたい。食事、店、全てが当然日本人中心に考えられている。
まさか将来、地図上国名が変わらないように、日本はこれからもきちんと国家として守っていかないといけない。
と、朝日を浴びながら改めて思った。