思考の詳細

SNSでは説明しづらい詳細について書きます。

人は自然に逆らう存在?

 

まず、一応健康な成人の一人して、自分は当然働かないといけない。

国に所得税なり税金を納めないといけないし、家族を養わないといけない。もちろん家族の中に自分の食い扶持もある。

 

では、人間は経済的に問題なければ、働かなくてよいのだろうか。

 

多分、人は働かないといけないんだろう。

なぜなら、単に寝転がっているだけだと、人間は生物学的に支障が出ると思うのだ。

 

世は、よく知られているように「乱雑さ増大の法則」の下にある。つまり、部屋はほっておけば汚れ、映画によく出てくる惑星上の宇宙ステーションも何年かたつと、瓦解し、崩壊し、チリとなってゆく。

 

人は自然界を支配する「乱雑さ増大の法則」に逆らう生物の一種であり、さらに他の生物にはない2足歩行をし、言葉を喋り、高度な会話や芸術、仕事といった活動をしている点で、大いにその法則から乖離している。

 

そんな人がずっと寝る生活を送ると、考えるとか、運動するとか、色々な機能を使わなくてもよくなる。

多分ストレスが無い心肺機能は良く働くだろう。ただ、不衛生の問題や、脳が活性化しない事による脳内ホルモン不足による免疫の低下により、そんなに長生きしないと想像する。

ちょっとググってみたら、以下のURLだと56歳とか。真偽はわからないが、家のある人に比べて短命だ。

http://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1472384770/

 

何が言いたかったいうと、自然法則に逆らった人間という高等動物は、持って生まれた機能を全く使わないと当人にとって極めてバランスが悪くなると思うのだ。

 

逆に、持っている機能をフルに使う生活を送っていると、本人は①喜びを味わうから、ガンマエンドロフィン含む脳内モルフィネが分泌され、体の免疫力が高まる、また②運動して筋肉をつけると、筋肉により体に悪い活性酸素が分解される、さらに体にいい脳内モルフィネが筋肉により多く分泌される、と医師の春山茂雄氏は「脳内革命」シリーズで書いている。

 

持てる機能をフルに使うという事は、楽しみを感じる事ができれば、過労 とかない限り、健康にも繋がるからかなり良い事だと思うのだ。

 

他方、生物だから老いによる衰えもある。

ただ平均寿命で言えば1898年という明治27年は42歳だったのが、今や女性が87歳、男性が81歳である。

医療の進歩とともに、あと20年もすれば90歳時代、100歳時代になる可能性が高い。

 

とすれば、今50台の僕は明治だと20台となる笑。

どれだけ自分が老いているのか、計りにくくなる。

 

もちろん、不治の病である癌もあるから、その人の人生は長いとは限らない。

ただ、全体的に長命化している世の中にあって、決して楽ではないが自分の持っている機能をフルに使って喜びを味わう生活ができれば、本人にとっても周りにとっても幸せになるだろう。それこそ、人間という一見自然界法則に反した存在が、大きな意味で自然に適う存在になると思ったりする。