思考の詳細

SNSでは説明しづらい詳細について書きます。

緑の季節始まる

今日は、家の近くの善福寺川緑地和田堀公園に行った。

この辺は、緑の多い杉並区でもひときわ多いところで、そう言えば、タクシーの運転手の人が「この辺に来ると空気が違う」と言っていたのを思い出す。

 

子供が小さい頃は、ほとんど毎週末来ていた。ただ、数年前から大規模な工事がこの緑地で始まった。それは、善福寺川が大雨のたび増水するので、雨水の逃げ場所として緑地の一番大きな広場の地下に貯水槽を設置する工事だ。この工事が数年続いている事で、自然と緑地から足が遠のいていた。

 

その一番大きな広場には、二本の銀杏があった。それらは巨大な木で、しかも対として存在感があった。多分、木の形からして夫婦の銀杏だろう。秋の見頃には、目が覚めるような黄金の木の下で、よく子供と写真をとった。その後、木の下で銀杏の実を拾っている人も多かった。

 

ところが、その銀杏の木がいつの間にか切られてしまった。

工事で邪魔だったのだろうか。切る理由は、十分考慮されたのだろうか?

住民投票やったの?議会でどういう議論をしたの?」と区に文句を言いたかった。

 

今日、その広場を横目でみながら更に進んで、それ以外の場所は以前と変わらなかったのでホッとした。昔からある花壇も、ボランティアの人によって相変わらずきれいに手入されていた。f:id:jnxjent:20170429215353j:image

 

家から向かって善福寺川沿いに更に奥に行くと、和田堀公園がある。

ここは、周辺で最も緑の深い場所の一つだ。

僕は見たことはないが、和田堀池にはカワセミがいるらしく、池に向かってカメラを据えている人がいつも数人はいる。

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ただ池の水質汚染カワセミの生態を脅かしているようだ。
ここにも、人間生活と自然のせめぎ合いがある。

 

そんな和田堀池のすぐ横のベンチで、コンビニで買ったコーヒーを飲みながら読書をした。

今日読んでいた本は、ジェフリー・アーチャー作のプリゾン・ ダイアリー(獄中記)の2。

世界的作家が60歳を過ぎて獄中に入り、刑務所の生活を語る私小説だ。

原書の一文は短く、わかりやすい。

 

しばらくすると、空が次第に暗くなってきた。そして、雨がパラパラと落ちてきた。

本をしまって、自転車に乗った。すると空はいよいよ暗くなり、雨がひどくなってきた。すれ違う人々は帰路を急いでいた。しばらくすると、日が差して来た。だが雨は一向に止まない。いわゆる「狐の嫁入り」だ。日が燦々と差す中、傘を差して自転車を乗った。

 

まもなく雨は止んだ。

 

ふと周りをみると、そこには文字通り、洗われたような公園の光景があった。

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わずか3時間程度の午後の時間だったが、緑を堪能できて良かった。

 

今度はこの辺で、外飲みかBBQでもしたいな😄