人生、量と質とどちらを求めるのだろうか。
若い頃は量だった。手当たり次第、何でもやった。ピアノ、卓球、テニス、特許、IT、WEBサービス、どれも完遂していないかもしれないが、何かしら役に立っている。
ただ50歳を遠に超えた今、それほど量は求めず質に重きを置いている。
そのように人生を高めようとしているが、では何が人生の目的なのだろう。
自分の幸せのというのは大なり小なり否定しようがないが、それでも他者に喜んでもらえるというのは
とても嬉しく感じる事が多くなった。
人は色んな意味で一人だと限界がある。自分の喜びのみ満たしても、楽しさは限られている。
他者に与え、喜んでもらい、自分も楽しい、という一連の循環のない一人生活は
相当つまらないのだ。
「人間」という単語は、日本語では明確ではないが、単数ではなく複数表現なんだろう。
今、読んでいるSapiensもしっかりと複数形になっている。
本来、人間は複数で過ごす生物なんだろう。