今を楽しむ
実は、一昨年営業から管理部門に異動して、心の持ち方の「旅」の中にいる。
「旅」とは移動し、気づきがあり、行きつ振り返りつつの感じだ。
何度かブログにも書いたが、今の部署は、皆きっちりと仕事をする。
無駄なく、ミスなく、余分な事はしない、言わない、が原理原則だ。
自分のようないい加減な性格からすると、そうするのは相当努力が要る。
ただ、一年もすると大体そのように行動するようにはなった。
もちろん100点ではなく、多分80点くらいだろう。ただ、昔の60ー70点よりはマシになった感じだ。
ただきっちりした生活は、一つの弊害を生んだ。
先の事を考えすぎる。無駄なくやろうとして、段取りを考えるからだ。
仕事の習い性で精度を上げようとするから、先の事を正確に把握しようとする。
ただ、当たり前だが、先のことなどその通り起こるか決まってはいない。実際、取り越し苦労に終わる事が多い。また想定する期間もどんどん延びる。下手をすると、1年半先くらいまで想像している。
もちろん、仕事は憂う事はある程度は必要だ。
想定は憂いを産む。それが終わった時、その分喜びになる。
ただ、1年半先まで憂いて、今日という日を暗く過ごす必要はない。
そう痛感したのも、実は今回のオーストラリアの滞在だ。
皆、人生を文字通り楽しんでいた。
弁護士資格を持ちながら会社勤めをしている現地の若者が「弁護士になって長時間働くなんて、この(楽しい)オーストラリアでは考えられない」と言っていた。
目から鱗、であった。
ある程度計画を立て、準備すれば、後は1日を楽しむべきである。
そう思って、淡々としていると、ふと微笑みたくなる時がある。
あと、美輪明宏氏がTVで「幸せになるコツがあるの。それは感謝することよ。全てに感謝すること」
と言っていた。
今を楽しみ、そして感謝すれば、相当幸福になれるのではないだろうか。
このプロセスには、全くお金もかからない。よってコスパは無限大となる🙂
心の「旅」は続く。