思考の詳細

SNSでは説明しづらい詳細について書きます。

心ある作品

ラ・ラ・ランドアマゾンプライムで見た。

音楽が素晴らしかった。オリジナルの音楽で、俳優の歌い方が自然で、アカデミー賞女優賞、作曲賞はじめ様々な賞に輝き、米国のミュージカルを一段レベルアップした作品となったと思う。

音楽は何度も聞いているので、時々思い出す。今日午前、卓球の試合をしている最中に、メロディーが頭の中に流れてきて、即座に打ち消した。

 

午後はゆっくりしていたので、ピアノを触ってラ・ラ・ランドのテーマをピアノで弾いた。

アマゾンミュージックでいつでも再生できるから、iPadをピアノに置いてぽろんと弾ける。

曲自体シンプルだから、弾いててそこそこいける。

歌も男優のライアン ゴズリンが素人っぽいので、自分の方がいい声かもと錯覚しながら小声で歌った。

撮影時も多分自然体だったろう。実際エマストーンとのデュエットでは、彼女は途中で笑っていた。

 

今のようなガチガチの世の中で、それを破って人間の生み出す力とか、作品とか出してもらって、それらと会い、ガチガチ感から抜けられる時は本当に嬉しい。

こうした中では、無駄を生み出すのは難しい。今の社会は、多分理由がないと、人は無駄をしないからだ。

 

ただ無駄は所詮無駄、理由を作るのは難しい。一方、無駄がないとおそらく人は早くに死んでしまうだろう。無駄、さらに芸術は、もっともらしい理由を必要とする世の中になっているのかもしれない。

採算とか、受ける層のマーケティングなどの事業計画、さらに差別とかコンプライアンスに触れてないかのチェック、昔ノリで通った企画も、今はかなり通るハードルは上がってるのではないかと想像する。

 

僕、つまり一ユーザとしては、世の中に出るハードルが上がっても、人間らしい、しかも感動する心情そのものを表現した作品なり、音楽を味わいたい。というか、浸りたい。