そういえば、毎年の仕事納めの日、最近ほとんど休暇を取っていた。
昨年もたしか12月26日から休みをとったものの、部下から電話やらメールをもらい対応に苦慮した。
なので、今年は、中途半端にせず片付けて休もうと思っていた。
とはいえ、人間は弱いもの。
仕事納めよりも1日早く、つまり今日から休みを取ろうとし、実際休暇を取得していた。
ロジカルに仕事の進捗を考えれば、今日から休みをとって大丈夫なはずだ。
でも、昨日の夜、帰りの電車の中で30分考えた。
まず、今日から休んだ場合、年末年始の休みに気がかりがつきまとう可能性がある。
次に、年明けの出だしで1ー2日はロスする可能性がある。
さらに、納会があり、そこで色んな人に会える。
ということで、結局今日会社に行った。
「これって休日出勤か」と思ったが、大体有給休暇は余るので1日有給を無駄にしても怪我はない。
結果は良かった。
仕事を今年やるべきところまでできた。
1日を使って、今年の仕事をまとめられた。
そして納会では実に多くの人と会えた。
翻って、なぜそんなに悩んだろうと考えた。
最大の理由は、少しでも早く実家で早くくつろいで、美味しい料理を食べたかったからだ。
そして1日ずれると、帰った日の夜卓球の練習がある。忙しない。
ただ、いずれも大した理由ではない。
人、僕は特にそうかもしれないが、そこに焦点をしぼると、そこの達成のみに目が行って、全体のバランスが見えなくなる時がある。
「部分を見る」、「全体を見る」、もちろん対極的なことだ。
流行りの「オブジェクト(目的)思考」だと「部分を見る」ことになりがちで、メリットは目的意識で集中できるのだが、デメリットは全体を見れなくなることかもしれない。
このように個人的に1日早く休みをとるかどうかという小さな論点は、悩んだ分教訓を学べた気がする。