ラグビー「日本vsアイルランド戦」を見た
昨日はちょっと疲れていたので、前半に卓球の練習を終え自宅に帰った。
卓球の練習前、同じチームの人に「試合を見るのか?」と聞いたところ、「見ないよ。競るレベルじゃないでしょ」とその人は言った。「そりゃそうだろうな」と自分も思った。
それでも何となく、TVをつけ試合にチャンネルを合わせた。
ちょうど日本がウォーミングアップを終えた時だった。練習から戻るときにリーチ主将を先頭に肩に手を当て隊列のように整然と控室に戻っていた。個々に走って戻るアイルランドとは 対照的だった。
試合が始まり、日本は最初のトライのチャンスを逃した。
その後、巧みなアイルランドの キックからトライで点数が3ー12となった。
健闘している日本に対し、柔軟に戦略を変えて得点してくるのは流石だった。
ここまで日本はよく頑張ったが、これから緊張が崩れアイルランドの一方的展開になると思った。
しかし、日本は頑張る。スクラムも、タックルも精度が高い感じがした。
さらに強い相手にはダブルタックルで潰し、フォワードは相手にぶつかりながらも前へ前へと突き進む。
相手が手を焼いて、ペナルティをする。
そして後半、終に敵陣深い位置からトライをした。
見ていて、知らない内に切歯しながら、涙が出てきた。
19−12となり、最後おそらく7点差で止めてボーナスポイントをゲットしたいアイルランドが蹴り出し終にタイムアップ。チームは歓喜に沸いた。 会場も沸騰した。
ラグビーは高校の体育の時にやったが、サッカーに比べても格段に体がきつい。
タックルは怪我とすれすれで、スクラムも首が痛くなる。
選手たちは80分間死ぬ思いでプレイしているのではないかと思ってしまうほど、ラグビーはきついスポーツだ。
試合後の選手のインタビューでも分かったが、日本チームは冷静に自分の力を出した。
また試合前コーチは「ここにいるメンバー以外に日本の勝利を想像している人は世界にいないだろう」と言ったようだ。
格上の相手にも怯まず、自分たちは勝つと信じて、準備してきたと言っていた。
正にそれが大金星をあげる唯一の方法なのだろう。
ラグビーを見るのは久しぶりだが、ラグビーの素晴らしさ、そして格上の相手に日本チームの誇らしさを一身に感じる事ができた。