思考の詳細

SNSでは説明しづらい詳細について書きます。

【新型コロナ】政府には現状を正しく伝えて欲しい。

今日の時点でもTVの報道含め、世の中はコロナ騒ぎが収まっていない。

前回のブログでは、日本は検査数を韓国なみに増やせば1万人程度感染者と推測した。

感染者を知るには、検査数を増やすべきだと思っていた。今は、反対の思いが強い。つまり、日本の検査数の絞りが正しいやり方ではないかと思い直した。

日本の法律だとコロナは指定感染症に1月に指定されたため、PCRで陽性になると一定期間入院させなければならない。なので、検査数を増やすと病院のベッドが足りなくなり、重篤者を入院できなくなり、医療崩壊するとのことである。

対策の優先順位で感染率より死亡率が高いとすれば、このように検査数を絞る方針となるだろう。

が、政府はそこまで考えて意図的に検査数を当初から絞っていたのだろうか?

日本には感染症の専門家がいるわけだから、おそらくそう考えていたのだろう。

ただ、PCR検査数が少ないと国際非難を浴びている。隠れた保菌者が世界を飛び回ると考えられているからだろう。

検査数は厚生労働省のHPで発表されており、2月は1日平均1034件、3月に入って1日平均の検査数は1324件だ。

まだ政府が体制を整えるといっている7000件とは程遠い数字である。

 

政府は感染者数をどのようにシミュレーションをしているのか、僕はもっともこの点に興味があった。

厚生省は感染者数のピークのグラフを早くからHPに載せていた。このピークを減らし、かつ遅らせて、ワクチンなり、ベッド数が増えるのを待ち、医療崩壊を防ぐと説明していた。

昨日TVで、大阪府知事が記者会見で「この3連休での兵庫県大阪府の往来を自粛してほしい」と発表し、その際「兵庫県では、今一人から移す人数が1を超えているので、4月の上旬には県内で感染者すが三千人を超すと国からシミュレーションをつたえられた」旨を言っていた。

 

やはり、国には都道府県別等の感染者数の詳細なシミュレーションはあるのだ。

伝染病による感染者数は数理学の典型問題であり、国立感染症センター含め、シミュレーションはプロ中のプロがいて、政府向けにデータを提供しているはずである。

兵庫県のシミュレーションがあるなら、東京都のものもあるはずであるが、全く報道されない。

国民へのパニックを恐れ、あるいはオリンピックへの影響回避だろうが、もはや開示すべきではないか。

 

今、どのシナリオの可能性があるのか、そして今どの位置にあるのかを知らせ、それに応じた施策を政府、地方自治体で

役割分担して立てれば良い。

現状が分からないからマスコミ一部が恐怖を煽ったり、あるいは現場が対策を立てれない状況だと思う。

 

政府が開示すべき内容を具体的にあげれば、

1 市中にいる推定感染者数;自覚がなく結局そのまま直ってしまう保菌者、保菌していてやがて症状がでると思われる人数

2 皆がわかりやすい既存の病気、例えばインフルとの比較;「インフルが流行期には200万人から1000万人に比べ、コロナは現在1万人、移る力はインフルと同程度、ただ基礎疾患や高齢者は致死率10倍」といった説明

3 手洗い、身体の免疫保つ前提で、3つの要素(密閉だったら密閉率(=人数/空間体積)、飛沫によるウィルスが届きやすいイベント内容、近距離の具体的距離)それ以外の要素(来場者がくる地域、勘弁な熱探知方法の提示)を示し、それらをクリアしていれば主催者の判断で開催可能。

4 今後好転する要素の状況;ワクチン開発、データ及び明確な政府方針発表日

 

これら政府、自治体も努力中と思うが、国民を信じて先ずは現状を正しく伝えることが最も重要と思う。