生活の質
メルボルンからパースに来た。
こちらにきても、ベーコンエッグバーガーとコーヒーで1200円と物価は相変わらずだが、
街は静かで、とてもきれいだ。
今日土曜日で、午後のフライトまで時間があったので、思い切ってパースのビーチに行った。
パース駅から電車で20分。周りはさぞ淋しいところと思いきや、なんと高級住宅街のようだった。
綺麗な街並みと、瀟洒な家々、中では家族が子供交えてバルコニーで遊んでいる。
正直、日本の十倍は豊かに見えた。
そんな家々を眺めていると10分もすると海がみえてきた。
シドニーでも海はみたが、西の海は初めてだった。
ちょうどアメリカのサンタモニカとか西海岸で海をみたときのような感動だった。
夕日は最高だろう。
下りてみると、そこには美しいビーチがあった。
もう、矢も盾もたまらず、水着に着替え海に飛び込んだ。
老若男女、プールで泳ぐがごとく、のんびり静かな波を縫って泳いでいた。
水も2メートル位下までみえるほどきれいだった。
海でひとしきり泳いだあと、朝食をとっていなかったので、ベーコンエッグバーガーとコーヒーを頼んだ。
海の先に島らしきものが見えたので、隣の若者にきくと、島があるという。
そこはビーチもあり、自転車で軽く一周できるらしい。
ただ、iPhoneのマップにその島はなかった。
帰りもゆっくりと電車で帰った。
駅からホテルまで歩いて15分くらいだが、Red Catという市内無料バスにのって近くまで行きホテルに戻った。
オーストラリアは前書いたように平均年収が800万円と日本の倍である。
物価もざっくり倍だが、生活の質は日本と比べて遥かに豊かだ。
資源に恵まれた国家ならではの部分は多いが、ゆっくりと生活を楽しむ重要性を改めて感じた。
現地にFIT
オーストラリアに来て早11日。
体はこちらに慣れまくり、生活習慣も、毎朝ジョギンしたりして現地化している。
洗濯機、皿洗い機、アイロン、それぞれ操作方法がわからず一気に立ち上げようとしたので最初は大変だったが、時間と共に全てクリアした。
こっちの人はフレンドリーだ。
知らない人でも目が合えば、挨拶とか少し話せる。
さっきもホテルのオーナーが丁寧に話していたので誰に話してるんだろうと注意を向けたら、相手は従業員だった。そのまま、中学の英語の教科書に載りそうな模範的な英語だった。
そんなホテルだから、当然サービスはいい。部屋のWIFIが時々切れることを除いて、ほとんど不満はない。
やや疲れはあるものの、考えるべきことを考える時間があり、大抵想定通りこなせているので今のところいい感じである。
ただ勝手が違う海外なので、油断せず残り1週間を過ごしたい。
メルボルンにて
出張だが、夜とか、週末が時間があるので、結構プライベートな時間を過ごすことができる。
昔の海外出張は、同僚との付き合いや、テレビをみたり、長閑かつワンパターンだったが、
今はネットで情報をとって街に繰り出せるし、日本人同士も海外出張中ベタベタする風潮もなくなったから、自分の時間を多く確保することができる。
今、泊まっているホテルはキッチンがほぼ完璧な整備でついている。
お皿、フォーク、スプーン等食器類、電子レンジ、コップ、コーヒー碗、ワイングラス、シャンペングラス、包丁、冷蔵庫と揃っている。食器洗い機が古くて全自動でなくボタンが7つもあってよくわからないが、ちょっとシェフぶって料理ができる。
こっちのヨーグルト、チーズといった乳製品や、安いワインでもピノとかおいしい。
今も、部屋でブルートゥーススピーカーでジャズを流しながら、ゆっくり過ごしている。
アイロンがけも終わったし、明日は早くおきて、1日ツアーに参加する。
当地ならではの風景をみつつ、よい時間が過ごせるといい。
体重
しばらく体重計に乗っていなかった。
週末はほぼ運動しているし、卓球始めて体重は減れど増える心配はしていなかった。
実際会う多くの人に「痩せたね」って言われてきた。
数日前、久しぶりに体重計に乗って目を疑った。いつも表示される数字より約3キロ多かった。。
練習して帰ってくると大抵その体重のはずが、練習前、もしくは正月帰りの最大値程度だったから、驚いた。
思い起こせば、いつも食べられるだけ食べていたし、加えて夕食前のツマミも食べていた。
理由のひとつは、運動している中で痩せて貧相になるのがなんとなく嫌だったからだ。
ただ今の体重の多さは、このままだと運動始める前のメタボ時代になる。
さすがにヤバイと思って、昨日カミさんに「夕食、小盛りでいいからね」と言った。
カミさんは、僕はいくらでも食べると思ってるらしく、夕食とかいつも凄く大盛りなのだ。
食べられなかったら残せば、というような事を言われるが、そうそうは残せないから、小盛りと指定した。
次に昼をセーブすることにした。
一番カロリーセーブできて、しかも夕食まで持つ経験値的料理は、ざる蕎麦である。
久しぶりに社食のを食べた。作ってくれた人に申し訳ないが、水切りは甘く、味わいは皆無である。
代わりに、野菜を取ろうと取り放題のサラダを盛った。
さて今日夕方計ると、1KG下がった。
効果あるじゃん。
思えば、地元クラブと飲んでいる時に
『運動してるから、痛風は無縁でしょう?」
と聞いたら、「俺、偏食だから痛風だ」と言っていた。
運動していれば痛風にならない事でも無いらしい。
1言うこと、2行動、そして3健康管理、何事も頭を一回転させないといけないと改めて思った。
激しい議論の後
ふと思ったことは、自分も含めて家庭が、少しいい事があると喜び、少しネガティブな事があると絶望的になる事だ。起伏が激しい。
といっても、根深いものではないからそういう感情は持続しない。良くて1日だ。翌日には、ほぼリセットされている。
一昨日は、娘と卓球レッスンに行き、昼食はお気に入りの店に行き、皆ゴキゲンだった。
ところが昨日は大学の試験勉強の話で、追試の勉強しなければいけないのに、バイトを入れすぎとか、留年の危険とかの話で家中大紛糾だった。
そして、1日たって今日は何もなかったかのように平穏である。
一両日で事実は全く変わってないのに、家族のリアクションがかくも違うのはなぜか。
一つは人々の体調含む機嫌があるだろう。僕自身、口はほとんど挟んでいないが体調が最悪だった。週末運動しすぎと、その後クラブの連中と飲んだ酒のせいか夜頭痛がひどかった。
家内も娘も体調とか気分が良くなかったんだろう。
ただ冷静に考えてみると、そういう中で結構重要なことを問題提起していたかもしれない。
見た目は家庭内ケンカかもしれないが、思い出してみると言い合ってることは結構理屈からずれていない。それを子供がきちんと目を覚まして受け取れば、「雨降って地固まる」なるのかもしれない。
しかし、あれだけ昨日紛糾して、今日皆あっけらかんとしているのは微笑ましい。
皆、議論を踏まえ、それぞれの責任を果たそうとしていると思えなくもない。
「皆、少し大人になったか。。」
と信じたいものだ。
大雪の夜
午後になって大雪になった。
会社は16時に帰宅許可が出た。
箒で吐いたように、職場から人が去っていった。
最寄りの地下鉄の駅に行ったら、既に帰宅中の人々でホームがいっぱいだった。
電車は当然満員、途中の駅では乗れない人が多くいた。
最寄り駅から外に出ると、半端ない雪景色だった。
まるで雪の映画のセットのように見え、いつもの地元にいる感覚になれなかった。
電車の中でも人々は静かだった。
さらに街は雪の中なので、ほとんど音がしなかった。
近所では、家族で雪かきと雪だるまを作っていた。
突然、私服をきた女子中学生らしき仲間たちが、5ー6人で雪合戦しながら
「ヤバイ、やばい」と言っていた。
なんでこんな時に仲間で遊ぶのか分からず、思わず雪の精ではないかと
目を擦りそうになった。
このような大雪の日とか、関東大震災の日とか、苦難に会うと人々は静かになる気がする。
諦めの空気が人を覆うからだろう。
今晩は、皆、家でも静かにしてるんだろう。
僕もいつもより更に静かにしている。
淡々と
前回のブログ以来、ある事をずっと考えている。
昨日は、午前中考えて、11時から卓球の練習に行った。
調子は良くなかった。理由は家でビデオをみながら分析したが、最大の理由は「卓球を舐めてやっていたこと」だ。最近調子が上向きで、昨日も相手を見下し、頭を働かさせず、手を抜いても適当に勝てると思っていた。しかし、タガが緩むとプレイも信じられないミスが多くなり、しばらく負けていない相手にも負けた。やはり、当たり前だが、卓球をするときは、真剣にやらないといけないと思った。
昨日家に帰って、疲れがどっと出た。卓球で不調だったこと、あと考えや不安がストレスとなって、かなりしんどかった。
今朝になって、昨日午前中に書いたメモを、また追記した。
少し気持ちが楽になった。
なぜ、シンドイのか。
しんどく感じる時には理由を考える事にしているが、今回の場合も大きな要因は、先回りして考える事ではないかと思っている。
考える内容、内容を実現させる方法、方法の取り方、つまり戦略、いろんな種類の事の考えを先回りして考えること自体は悪くないが、方法ばかり考えていて、内容を考えていないとか、先回りする考えの内容のバランスが悪いときがある。また、ある一点ばかり考えてしまい、他が考えられなくなる事も自覚している。
今、もっともするべき事は、淡々と考えの内容をまとめることだと思っている。
ストレスは主要な部分ができない事がストレスの筈である。
考えをまとめる事がもっとも重要であり、今考えを阻害するものは何もないから、今ストレスは無い筈である。
ただストレスがあるのは、先を考え、予想される困難な事を推測するからである。
先の部分は、来るべきものはくるし、解決するしかない。また時期によっては状況も変わる。
つまり、今心配することは無駄な筈である。
考えをまとめる
相談して調整する
概略いけそうか判断
精査
最終決定
そのプロセスを進める中で、いろんな場面が出てくるだろう。
プロセスの内容が重要なのであって、方法や場面の想像は二の次なのだ。
ただ、実際、思考では後者を多く考えがちだ。
このようにブログを書きながら、考えを整理すると、気分も落ち着いてくる。
このような思考過程は、日本の学校では教えてくれない。因みに海外のビジネススクール研修で主要な部分だった戦略論やプロセスが何となく近い気がするが、日本の大学までの学校のメニューにはなかった。
次のステップである相談する時点まで、淡々と考えをまとめて行こう。