思考の詳細

SNSでは説明しづらい詳細について書きます。

コロナ禍の政府の支出と財布事情

NHKの9時のニュースは良く見る。

キャスターの素人的無責任な言動とか、ニュースの掘り下げ方とか色々不満もあるが、短時間で番組に情報を詰め込む技術は評価している。これが報道機関の真骨頂だと思っている。

 

さて、今日の番組報道によれば2021年度歳出予算106兆円。特別会計5兆円がプラスされているようだ。

来年度もコロナで支出増を見込んでるんだろう。では、昨年度の今年度予算はどうだったのか、あるいはこれまで使った金額と2020年度の実績見込みがどうなのか?一般の企業だと当然出てくる、前年比、予算比、これがなぜか報道されない。

もうもどかしさが走ってくる。すでに番組は支出項目の説明に入っている。「ークラスを35人にするのに23億円」、「助成金に○○億円」、そうやってその支出額の妥当性を論じたがっている。だが例で挙げたものを全部足しても1000億円いかない。後1000倍の予算があるが、そこは説明なし、つまりブラックボックスになっている。

 

手元で昨年度の2020年度予算を見てみる。こんなの当然報道してほしいが、手元で調べるしかない。すると前年予算は102兆円。これは自だから今年度特別会計からの財政支出を入れて111兆円、昨年度より9兆円多い支出を予算ベースで来年度積んでいるのかと思う。

約9%増だ。まあ、素人ながらコロナ禍妥当と言う感じがする。

 

昔から心配なのは国の借金だ。大体1100兆円を言われている。今歳入は57兆円だからざっと20年分の借金を背負っている。

年収1000万円のサラリーマンが2億円のマンションを全額借金で買ったと言うことだ。

どんだけ財政不健全か分かるだろう。

 

1100兆円が国債の900兆円、地方債の200兆円と言われているが、

国債を日銀は政府の方針のもと買いまくっているらしい。

国債を買えば、金利をもらえる。日銀はお金を刷って銀行から金利すなわち公定歩合を銀行から得るが、最近はこれが少なく国債等の金利これが日銀の収入の大半のようだ。

トップ大手商社は総資産18兆円程度の中、日銀はH17の古いデータだが国債99兆円、一般銀行から買い入れた手形38兆円、外貨建て債権8兆円、これを足しても145兆円ある。大手商社の10倍以上の総資産が日銀にはあるようだ。

日銀のH16の当期経常利益は5074億円、当期余剰金は1940億円、大きな資産の割に4000億円程度稼ぐトップ商社の20分の1くらいの効率、つまりROAでしか儲けていない。

日銀の内部留保、つまり過去からの利益の蓄積はどのくらいあるのかググったが、すぐには出てこなかった。

大抵企業は自社内部留保を見ながら投資をする。

日銀のこととか、マクロ経済の定義すら知らないが、また時間見て調べてゆこう。

良くご存知な方はコメントで色々教えていただけるとありがたい。