新型コロナの数字を追ってみた個人的見解
世の中、新型コロナ一色となっている。
ニュースでは、どこの店からコロナが出たとか、新たにコロナから髄膜炎になったとか、新たなケースが連日報道されている。
先週、新潟の約400人の卓球大会で3人の感染者が出たとのこと。
地元では、卓球ができる体育館は軒並み今週から閉鎖と決まった。
インフルエンザだと、冬に流行ったとしても巷の会話は「大変ですね。インフルにならないようにしないと」
程度で、全学校が休校になったり、会社が在宅勤務含め、ここまでの社会現象にはならない。
インフルと聴き慣れてはいるが、患者数で言えば、流行期で言えば感染者数200万人から1000万人、死亡者数1万人である。
コロナは今日時点で、クルーズ船分を除き日本で461人、死亡者が6名である。
インフルとコロナは感染者数、死亡者とも格段に規模が違うが、騒がれ方はコロナがはるかに大きい。
何故か、当たり前だが「今回のウィルスは新型で何が起こるか分からない」という不安が人々にあるからだ。
個人的に新型コロナ騒ぎをどう見てるか、数字を使いながら見てみたい。
コロナにかかって、致死率はインフルの10倍程度と言われている。
実際上記の数字でみても、インフルが1000万人の内の1万人が死亡で、死亡率は0.1%。一方、コロナは461人の感染者に対して死亡数6人死亡率1.3%と、インフルの約10倍である。
次に検査能力である。日本は1日3,900余の検査能力をいいながら、保健所の取次数がボトルネックになっているのか1日400とも900しかないと報道されている。一方、韓国は3月5日までに17万件のPCR検査を実施し、日本は8,111件と実に17倍の検査を行なっている。
韓国での現在の感染者数は7134人、死者50人である。
上記の数字を用いれば、韓国は日本の検査能力の17倍で感染者数は15倍、死亡者数は8.3倍である。
検査がボトルネックとなっているとすると、日本の実際の感染者数/死亡者数は、韓国並みになると考えられる。
ただ、感染者数で漏れがちなのは検査をしていない人、つまり無症状だがコロナに感染している人である。
アメリカ医学学会(JMA)の論文だと72、314人の患者を調査したところ1%だったらしい。
この数字は正直、意外なほど低かった。感染者のほとんどは自覚症状があることになる。
(ここの数字の大小によって、人々の不安の度合いが違うと思う。早く、より正確な数字を知りたい)
以上から日本でどのくらい感染者がいるか推定すると、韓国なみに検査をやって1%の無自覚症状の人も入れても
1万人、コロナ要因で死亡した人数は2%と高く死亡率をみても、200名。
この規模の感染病と推定できる。
インフルエンザと比べるとの数百分の1、死亡者数でも50分の1程度である。
たとえ罹っても、お年寄りは14%程度と死亡率は高いが、慣らして見れば98%は生還する。
最後、2行のことを考えて、あとはよく言われている自己防衛、免疫強化(特に睡眠、節酒)、手洗い、うがい、マスク、密閉した空間に行かないことをやれば、今のところ過剰に心配する必要がないというのが、私の考えである。
私は専門家ではないが、正しいと思われる報道、特に数字を追っていった上での見解である。